連日の強風寒波で釣りも早々に断念。
消化不良のモヤモヤ気分で気付けば田原の蔵王山(250.4m)へ来てました(笑)。
なだらかな稜線の低山ですが地元民にはシンボル的な存在だそうで、個人的にも衣笠~滝頭山とセットでトレーニングはもとより現実逃避?なんかにも重宝しております。
登山口の権現の森駐車場(70台程収容)は時間帯によっては満員御礼の事も多く、人気の程が窺えますな。
因みに山名の由来は蔵王権現からとの事。
なるほど・・・と呟いては見たものの、実際良く知らんのですが(笑)。
ちょっと奥さん、知ってました?
大体なんですか?蔵王権現って(笑)。
コロナ絡みで最近ちょっと遠慮していたのですが、恭しく鳥居をくぐり鼻息も荒く石段を登り進めると・・・
程なく息切れ(笑)、低山だからと舐めてはいけませんな。
以前は登山道脇に抜け道?の小さい表示板があって、記憶のままに分け入っていくと・・・木立に覆われた薄暗く無音の異空間で何か神経が研ぎ澄まされる様なスピリチュアルな?感覚になったりしつつも、束の間の小冒険も程なく登山道と合流。
山頂が近づくにつれ徐々に視界も開け、手前の街並みは何かスモッグと言うのか?PM何とかなのか?で霞んでいますが、遠くの山並みの一部は割とはっきり見えます。
あの白い雪山が御嶽山で明神~宇連山はこっちの方で、え~と富士山は・・・
たまたま居合わせた年配の方から色々教えてもらいました。条件次第では遠く伊豆の天城山辺りまで見えるとの事ですが、にわかには信じられませんな(笑)。
快晴で暫く眺めていたかったのですが・・・まあ、あれですわ齢取ると小便も近くなって(笑)。
山頂の展望台に上がると、
以前、ここで休憩中の御婦人グループから蜜柑のお裾分けを頂いたのを思い出しました。
なんでも・・・
麓の喫茶店でケーキ食べすぎて罪の意識から?ここまで登って来たそうで(笑)。
「実はね・・・二日前にも来てるのよ、ほほほほっ。」
「でも下山したらまた食べちゃうだけど、あ~っはははははは・・・」
オババ達の甲高い笑い声が雲一つない青空に吸い込まれていきます。
山頂付近の陽当りの良い芝生に寝転がって蜜柑を頬張ると・・・甘い果汁と共にこの地が住み良い街と言われる所以にも何となく触れた様な気もしましたな。
あれから・・・あのオババ達には逢ってませんが、今にもひょっこり現れそうで何となく辺りを眺め回して見たり(笑)。
一眠りして麓の駐車場まで戻る道すがら、
天高くお婆肥える山なんてフレーズ?と共にあの甲高い笑い声が頭から離れず、思い出す度ににツボ笑い発作に苦しみながらの下山に。
思い返してみても・・・傍目には職質レベルの危ないおじさんでしたな(笑)。
すれ違った人達には、済まん済まん。
そういえば、山頂に設置されていた見上げると何か目眩がする様な巨大な風車(風力発電用)は老朽化?で頻回に故障するようになり、つい最近撤去されたそうです。
まったくもう役場の連中、山頂にこんな物騒な人工物なんか・・・(怒)なんて常々思ってはいたのですが、それでも実際無くなってしまうと何となく寂しいもんですな。
懐はもっと寂しいが・・・って(笑)。
今年も残り僅かになりましたな。
寒いと腰が辛うてかなわんわ。