渥美半島で御先祖様の暮らしの痕跡を辿って見た!

休日の早朝、犬と散歩の途中で藤の花を発見!

花粉症も一段落で、待ってましたとばかりに休日はトレーニングも兼ねてせっせと近場サイクリングを楽しんでおります。

だってねえ奥さん、春ですもの。

とは言え、どこだったか30℃越えの真夏日を記録したなんて事をニュースで伝えておりましたが、確かに日差しの強さを感じる陽気でしたよ。

今年も猛暑の夏は確定か? 

 

前回愛知県で最も低い山?の調査時に、周辺一帯に貝塚古墳が多数存在する事を知って、遺跡巡りサイクリングを思いついた訳ですな。

早速道の駅でGETした渥美半島文化財パンフレットを基に、ルート選定をあれこれ画策。

この時間が結局一番楽しいんですな(笑)。

道の駅田原めっくんはうすを起点にサイクリングスタート!

先ずは蔵王山の麓の吉胡貝塚史跡公園(シェルマよしご)へ。

風は心地良いが・・・結構な渋滞交通量にやや狼狽。(-_-;) 

15分で現地着。

田原市の田園風景と街並みが見下ろせる丘陵地に整備された公園で、貝塚も発掘調査時のままの状態で展示されていたり、

所々咲いているタンポポに纏わりつく様に飛んでいるベニシジミモンキチョウを眺めているのも心地良くて・・・

だってねえ、春ですもの(笑)。

何より昼寝に最高の場所ですな!

その意味では、ここを最初の目的地に選んだのは失敗でしたわ(笑)。

 

再び市街地を適当に抜けて原城を横目に、

田原駅経由で、西神戸町新美(にいのみ)古墳を目指します。

 

・・・が、それらしきが見当らず。

何度か行ったり来たりで犬に吠えられたりしながら焦っている所に、

道路沿いの竹藪から地元のご婦人方がひょっこり出て来たきたタイミングで、急ぎ駆け寄り聞いてみると・・・

すぐ真横の竹藪を指さし「ああそれなら、この先ですよ!」

皆で筍堀りの作業中だったそうで、

竹藪内の通路を右に曲がってすぐに案内板を確認。

確かに、教えて貰わんと分らん所にひっそりと石組みの洞穴を確認。

入り口部分は切り崩され、現在は最奥部の5m程が残っているそうで、

子供の頃に中に入ったら、壁面内部に何やら文字の様なものも見えたなんて事も語ってました。こういう情報は貴重ですな。

 

一時はどうなる事かと思ったが、チェックポイントを探して走り回るスタンプラリー感覚?も何だか楽しいもんですな。

で、次は・・・南西の方角に2㎞先の惣作遺跡だな。

何でも道路沿いの石碑が目印のようだが・・・

結構な坂道を一気に駆け上がり酸欠になりかけた所で、それらしきを発見!

平安時代の窯で「ざれ歌」が刻まれた貴重な陶器が出土した全国でも珍しい貴重な文化財!とあるが・・・

現在は埋め戻され、道路脇の斜面に窯跡を示すロープが張られているだけでした。

次の坪沢古窯跡群は・・・北に2㎞ほど?

途中、適当に畑道を流していて迷子になりかけたタイミングで御薗遺跡(説明看板のみ)も発見!

この辺りは雲雀や鶯が鳴き声を競うように囀っていて、まあ賑やかな事。

で、目的の坪沢古窯跡群は259号線と合流する手前、幼稚園の近くにある運動場?の駐車場に年季を感じる説明板があるのみで詳細は良く分からず。

かつて幻の黒い壺と呼ばれた連弁文壺?の産地として全国的に知られる様になった渥美半島最大の窯群らしいが・・・

案内板の文字もほとんど読み取れんし。(笑)

気を取り直して、ここからは一気にもり漕ぎトレーニングモードで最後の目的地百々(どうどう)陶器窯遺跡へ。

ここも小高い丘陵地の奥部にあって、地元民にでも聞かんと分らん様な場所でした。

取り敢えず目的の場所は全て確認出来て、今回のミッションはコンプリート!

パチパチパチ・・・

途端に腹が減っている事に気付いたが(笑)、

何となく気持ちが逸って握り飯を食べるタイミングを失っとったんですな(笑)。

ついでなので海が見える高台まで走って、遅めの昼飯。

薫風を受けながら食べる塩分過多(笑)の握り飯の美味い事!

季節感を肌で感じられるというのも自転車ならではですな。

あらためて再認識しながら、心地良い疲労感と充実感に浸りつつ緩やかな下り坂をゴールの道の駅へ。

産直品コーナーで酒のツマミでも探して見るか?

なんて事を考えていた様ないなかった様な・・・(笑)

 

     今晩は山菜の天ぷらで一杯やな?