葦毛湿原から稜線を辿って浜名湖を眺める!・・・②

葦毛湿原からのトレーニング登山の続きです。

shiriagosan.hatenablog.com

一息峠で小休憩、まずはルート上の二川TV中継所を目指します。

高齢のハイカーから事前に聞いていた分岐から階段状の急登を一気に駆け上がり、

稜線に出て北東方向に高度を上げていきますが・・・

何だか逆方向に歩いている様な不安感に何度かコンパスで確認。

初ルートで天気もはっきりしない時にありがちな感覚ですな。

程なく視界が開け鉄塔が見えて来て、13時20分TV中継所着。

スタートから1時間程、周辺一帯はカタクリの自生地として保護されています。

カタクリと言えば、以前どこだったか山肌一面の群生に感激した記憶があるが・・・ 岐阜だったか?鈴鹿の山?

結局、思い出せず。(-_-;)

見頃は・・・3月中旬くらいか?

また楽しみが増えましたな。

ベンチに腰掛け自家製特大握り飯を頬張りつつパノラマ絶景を堪能。

左手には浜名湖が一望!

という事は、手前の街並みは湖西市辺りになるのか?

隣では山ガール達が浜松市のランドマークアクトタワー(212.8m)を見つけて、はしゃいでおります (笑)。

「エモくないですか~?」と言われてもな・・・  (-_-;)

そんな事より、のりたまご(ふりかけ)まぶし握り飯の美味い事!

 

心なしか上空の雲が厚くなって来た様な・・・

目的地の神石山までの距離を確認、先を急ぐ事に。

座談山(309m)を経て、船形山(276m)の山頂がどこなのか?良く分からないまま普門寺峠も通過、程なく眼前に結構な急登が!

この坂がまた、登っても登っても・・・ってどこまで続くねん(怒)。

心なしか空気も薄くなって来た様な・・・(笑)

何度も立ち止まっては汗を拭い呼吸を整え、漸く神石山( 324.7m )着!

パチパチパチ・・・(拍手の音)

病み上がりの体にはちょっと堪えましたが。

ぬるくなったコーヒーを啜りつつ、貸し切りのパノラマビューを堪能・・・も、

高齢者グループがぞろぞろと、あっという間に包囲され忽ち賑やかな事に。(-_-;)

この辺りで最近熊?の目撃情報があったとか、

ノコギリヤシのサプリを飲みなさい!とか、

某石原軍団の役者の激ヤセぶりを皆で心配しておりましたな。

あんたら人の心配より・・・ って、まあいいか(笑)。

無事当初の目的達成で帰りは下り基調、足取りも軽くゆっくり遠景を眺める余裕も。

おお~っ、先月登った渥美半島蔵王山も見えているではないか!

気分良く高度を下げていると・・・

「ギャ~ッ!」

すぐ近くで、今のは・・・女性の悲鳴?

熊でも出たかと、ちょっとした緊張が走りましたな。

20mほど先の分岐で声の主発見!

若い女性が三人、一人はへたり込んで放心状態。

「どげんかしたとですか?」

西郷隆盛風に声を掛けたら、

「腰が抜けて力が・・・入らんとです。」

苦笑しつつも返してくれました。

何でも、ドドドッと地鳴りのような物音で振り返った途端、何かが飛び掛かってきて・・・

その正体は熊ならぬトレイルランニングの兄ちゃんだったそうで、

「ねえ~心臓が止まるかと思った。」

「向こうも驚いて、あり得へんぐらい跳び上がってたけど(笑)。」

まあ・・・怪我無くて良かったが、

安堵からか?或いは精神の回路が壊れちゃった?

涙流してヒイヒイ笑いあっている娘達を残し、オジサン先を急ぐでな。

 

道中、トレイルランナーも何人か見かけたが、

一般ハイカーとの住み分けとか、ぼちぼち何らかのルール作りの必要性も感じますな。

何て事を歩きながら考えていたら・・・

懐かしの湿原に続く木道が見えて来ました。

体力的な不安もすっかり忘れとったし(笑)、湖西連峰の情報収集も出来たし、

次の連休辺りだいだらぼっちの棲む?石巻(358m)まで足を延ばして見るか?

ならば・・・熊及びトレイルランナー除け?の熊鈴や撃退スプレーは必須か?

どうせなら肩撃ち式ロケットランチャーRPG-7でも装備しておくか?

アマゾンで買えるのか?(笑)

後は天気が・・・

 

  花粉注意報発令でピークも近いか?