葦毛湿原から稜線を辿って浜名湖を眺める!・・・①

今週のお題「大移動」

遅ればせながら、この2月の初めにコロナ(感染)デビューしました。

咳や咽頭痛など呼吸器症状は大した事無かったのですが、頭痛と関節痛には悩まされましたな、ハアハアッ・・・

TVもなくWi-Fiも届かない物置部屋での隔離生活を余儀なくされ(泣)、布団に包まって登山ガイド本を眺めては地味~にエアー登山を楽しんでおりました。

8日目に晴れて社会復帰。

天の岩戸からふらつく足どりで庭先に出て、久々の陽光を浴びながら

「娑婆の空気が美味いぜ~!」

何て言っているそばから今度は花粉症かよ・・・

すっかり体力も削られ、天を仰いでは弱々しく腰の辺りなんか擦っておりましたが・・・

この休日に思い立ってトレーニング登山を計画!

やる時はやるのだ、ハアハアッ・・・

 

近場の低山ハイク愛好家としては、

ちょっと前に渥美半島摺鉢山から七ツ山を辿る縦走トレッキングスタイルの登山の楽しさも知って、オジサンレベルでの一人民族大移動とでも言うのか?

えっ、ちょっと違う?

いやいや結構な冒険ですよこれって。

で、最近気になっている豊橋~湖西・浜松の県境周辺に点在する低山を結んで、地図上で縦走コースを画策するのが楽しいこの頃。

縦走となると・・・

スタートとゴール地点が異なる場合も多く、アプローチの交通機関及び連絡時間の確認も必須ですな。

以前ならこれが何とも面倒だったのですが、やりだすと推理ドラマで謎解きパズルのピースを埋めていく様な感覚もあって結構楽しいもんですな(笑)。

鉄道オタクの乗鉄や撮鉄などのカテゴリー分けの中で、これまで時刻表鉄は感覚的に分かり難かったのですが、今ならよう理解出来ますわ(笑)。

時刻表オタクの方、済まん済まん。

 

さて、病み上がりオジサンのトレーニングも兼ねた下見山行は、

葦毛(いもう)湿原を起点に稜線伝いに神石山まで辿るルートを選択。

余裕があれば、ついでに紅葉寺としても知られる古刹普門寺にも寄り道して・・・

コースタイムは往復4時間程を想定。

病み上がりの体力的には結構な大移動の様な気もしないでもないが・・・

 

一抹の不安も抱え、豊橋市岩崎町米山の葦毛湿原へ。

ここは東海のミニ尾瀬とも呼ばれ花の百名山にも選定されていて、つい3年程前には国の天然記念物にも指定されるなど最近俄かに脚光を浴びているスポットですな。

子供がまだ小さい頃に一度訪れた記憶はあったが・・・ナビにも助けられて昼前11時50分頃に駐車場着。

オフシーズン期にも関わらず広い駐車場が9割方埋まっていて何だか嫌な予感も。

久々の葦毛湿原は、

駐車場からのアプローチってこんなに遠かったか?

湿原自体も思った以上に広大(5ha)やし・・・

すれ違う方にあれこれ教えてもらいながら、湿原を後に自然歩道(登山道)へ。

山裾伝いに整備された登山道を辿ります。

山腹のあちこちから水が染み出すのか?しばらくは所々ぬかるんで滑り易い箇所もあり、さすが広大な湿原を生み出すだけの環境条件になっていると妙に納得!

 

30分ほどで一息峠着。

首筋や背中に滲む汗を拭い衣類も調整して、居合わせた高齢同業者達から情報収集。

神石山からの浜名湖の眺めが秀逸である事、さらには普門寺へ下りるルートは今は閉鎖されていて通れないとの事。

まあ・・・敢えては触れんが、色々なトラブルがあったみたいですな。

 

おばちゃんに貰った梅飴を齧りながら、

ここから稜線まで一気に詰めて、時間的に・・・ 二川TV中継所辺りで昼飯にするか?

相変わらずの鉛色の空に天気の具合も気になりつつ・・・

病み上がりオジサンレベルでの大移動、体力的な不安以上に初めてのルートはワクワク感が何とも堪りませんな(笑)。

あっ、長くなりそうなので続きは次回に、済まん済まん。

 

   帰ったら菜の花の天麩羅で一杯ってか?