ナイトハイクという登山のジャンルが気になるこの頃。

今週のお題「小さい春みつけた」

桜の開花予報(気象庁)が発表されましたが、関東から九州にかけて20日前後の予想は、まあ想定の範囲ですな。

南の鹿児島や高知よりも関東地方辺りが早くなるのも最近の傾向で、これは開花のスイッチが入る気温の変動パターンが関係し・・・

って、長くなるので休眠打破で検索して見て下さいね(笑)。

湖西連峰のカタクリや、渥美半島の天然記念物シデコブシも桜とほぼ同時期なので早い物はもう咲き出す頃か?

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で、脈絡もなく話は変わるが低山歩きをあれこれ計画していて、ナイトハイクなる登山のジャンルを知りました。

ナイトハイクって聞いた事ありますかな?

真夜中と聞いて先ず思いついたのは、今流行りのソロテント泊

ヒロシのボッチキャンプとかね。

まあ、あれは撮影スタッフも同行で安心して見ていられるが、

キャンプ場とは言え、真っ暗な森の中で一夜を明かす単独テント泊って勇気あるなあと思いますね。

闇夜の山中に独りぼっちですよ。

キョンが「ギャ~!」なんて鳴くんですよ(笑)。

これがねえ奥さん、今や若い女性もちらほらなんて聞くと??

まあ、色々トラブルも増えているようですが・・・ 

夜の動物の生態を観察出来るナイトサファリと言うのもありますな。

そうそう、アドベンチャーレーストレランの大会でも夜間に山中を駆け回る映像は時々見かけますね。

 

登山の新しいジャンルとして、

ナイトハイクのススメ 中野 純 ヤマケイ新書

闇と暮らす。中野純 誠文堂新光社

と言う気になるタイトルの本を見つけましたよ。

幽霊話の短編集は・・・ついでですが(笑)。

物心ついた頃から、日中は活動して夜は寝るもの!と刷り込まれてきた我が脳みそには、どうにも上手く理解出来ませんな。

大体・・・夜の山は野生動物や精霊?の物として犯してはならない聖域ではないのか?

って言うか、単刀直入に単純に怖くね?

しかもですよ奥さん、明かりを消して歩く新しいナイトハイクの技術をガイド!

というコピーに更に困惑しております。

えっ、照明も最小限で暗闇を彷徨うのか?

ひょっとして・・・

この著者って変態(笑)の類の人か?

こうなると気になって仕様がないオジサン、パラパラ捲って大真面目な解説内容と著者も尋常じゃないくらいビビっている事を知ってちょっと安心。

ビビりながらも、それ以上の魅力?に満ち溢れていて止められまへんのや(笑)という様な事を冒頭で力説しておりますな。

暗闇では見え難い分、微かな物音や匂いや触感に更には想像力まであらゆる感覚が解放されて、感覚で見えてくる?とは言うが。

季節に敏感になって、仄かな匂いで菜の花の存在を感じたり・・・

 

何だか嫌な予感がしますな。

この手のスリルって、気になりだすとどんどん嵌ってしまう性格ですけんね。

最近、岩登りの怖楽しさ?も知って、気付けばヘルメットやカラビナのカタログ眺めてウットリしていたり(笑)。

そういえば、初日を拝みに暗い内から徒歩で表浜を目指した時も、

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元旦という特別感を差し引いても、凛とした静寂と空気感に五感が研ぎ澄まされてくる野生の感覚的な独特の何か?は確かにあった様な・・・

その延長がナイトハイクならば、理解出来ん事もない様な。

でもなあ、闇夜の山中に分け入るナイトハイクだけは・・・ まあ、無いかなあ(笑)。

しっかり読み込んで、傾向と対策も考えて・・・

誰か一緒に行ってくれんか?

オジサンと一緒に夜の山に春を探しに行かへんか?

何て事言ったら、思いっきりドン引きされるんでしょうな(笑)。

ちょっと奥さん、どうです?

‥‥‥

って、あっイカイカン!

何だかもう沼に嵌りつつあるか?

 

    今だ大谷ロスを引きずっている女性

      (一部男性も?)が結構いるそうな。

久々の秀逸なドキュメンタリーに涙した!という話。

今週のお題「大発見」

と言えば・・・裏庭でフキノトウを見つけましたよ!

それからねえ奥さん!

久しぶりに心が洗われる様な、やるせなくもあれこれ考えさせられる・・・上手く表現出来んが素晴らしいドキュメンタリー番組も見つけましたよ!

 

三月に入った途端の花粉の猛攻に即時白旗降参の男(私の事ですな)は、

休日も自宅に籠って弱々しく撮り溜めビデオを眺めておりましたが・・・

ヒマラヤに見た夢  ~天空の秘薬を求めて~  BS101

は秀逸でした。

ネパールの貧しい村の少年が、父親と共に秘薬を求めてヒマラヤの奥地に向かう旅を追ったドキュメンタリーですが・・・

ところで奥さん、冬虫夏草って知ってます?

古来より秦の始皇帝楊貴妃なども愛用したという滋養強壮不老長寿秘薬として知られる蝙蝠蛾の幼虫に寄生する茸で・・・

ここ最近は中国の富裕層の間で需要が高まっていて、品薄から価格が急騰しているようですな。

高級品は1Kg1000万円以上で取引されるってホンマかいな?

 

主人公はネパールの山岳地帯の貧しい村で暮らす16歳のラシュマン・バスネット君。

この村の子供達は海外志向が強いようで、根底には貧困という厳しい現実があるんですな。

この少年も将来は国の制度を利用し韓国で働く事を夢見ています。

家族のために毎年出稼ぎに出る父親の助けになりたいという思いと、語学勉強の学費を稼ぎたいとの理由から、父親の冬虫夏草探しの出稼ぎに同行を志願します。

目指すヒマラヤの奥地ペリカプアは標高5000mの高山地帯で、不安そうに見送る家族を残し希望を胸に現地に向かいますが・・・

乗り合いジープと徒歩で6日程の行程は、少年の体力も精神も削って行きます。

漸く辿り着いても・・・

天候不順その他以前ほど採れない状況に直面し、

高山病や原因不明の高熱にも苦しめられ、自身の無力さを思い知らされ、周囲の足手纏いにしかならない歯がゆさも滲ませながら・・・

それでも必死に探し続けて、漸く何日目かに最初の冬虫夏草を発見した時は、感情移入もあって、あたしゃもう泣きながら何度も拍手しておりましたよ。

そんな貴重な宝物を掌に乗せ、いつまでも見つめているシーンもしんみりと感動的でしたな。

日頃から歌う事が好きで、自身の境遇や感じた事などを詩や曲にするクリエイティブな一面も見せるラシュマン君。

家族への思いや自身の立場、将来のビジョン・・・何気ない会話にも芯の通った信念が根底に感じられ、貧困の苦しみが富裕層との対比の形で描写される中で、

泣くな、泣くな・・・自身を諭す様に呟く表情もいじらしくも印象的でした。

 

何日も斜面を這いつくばって泥まみれになって漸く手にした僅かな収穫でしたが・・・

麓の村でブローカーに買い叩かれ、一攫千金とは程遠い現実に16歳の少年は何を感じたのか?

それでも山を下り故郷に帰る時の少年の目は相変わらずキラキラしていて、悲壮感を微塵も感じさせない屈託ない笑顔に見ている方(私の事ですな)が救われるという、精神的な強さ逞しさも併せ持った少年でしたよ。

現代の日本人が失ってしまった何か?を思い起こさせてくれるような・・・

ヒマラヤの秘境の厳しくも美しい雄大なロケーションも素晴らしいし、あれこれ考えさせられる事の多い大発見!のドキュメンタリーでした。 

特に日本中の同世代の若者にぜひ見て貰いたいと切に思いましたな。

何なら学校の授業でも取り上げてくれたら・・・

皆さんも是非!

エピローグでは自身の境遇や村を遠く離れお金を稼ぐ父を想い綴った詩が、印象的な場面を振り返る映像と共に紹介されていました。

 

私たちは貧乏人です

お金持ちの人たちと同じように たくさん夢見ちゃだめ

貧乏人の私たちは 苦労して食べていく

しかし 金持ちは 苦労せずに儲けている

自ら働いて生きよう 他の人を差別することなく

自ら働いて生きよう 他の人を差別することなく

 

誰も頼る人がいない ここは

どこに行って 何をして 稼いでいるの?

電話をしたとき 泣くなと言ってくれた

たくさんお金を稼いで 幸せにする 君を

 

思わず、何度も繰り返し聞いておりましたよ。

遣る瀬無くもしんみりと、心に沁みる詩ですな。

 

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     オデもいつか・・・ 黍団子貰って鬼退治に!  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

行者越えルートで鳳来寺詣で。・・・②

湯谷温泉街から鳳来寺を目指す山行の続きです。

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初の行者越えルートは、

一部荒れて足元も滑りやすい状況に一時は撤退も考えましたが(笑)、

どうにかこうにか湯谷峠の案内板が見えた時は、やれやれと思いましたよ。

ここまで40分程ですが、感覚的には1時間以上彷徨っていた様な・・・

今回、湯谷温泉街から登ってきましたが、西の大野駅側からもルートが延びていて、この湯谷峠で合流するようですな。

噴き出す汗を拭って衣類を調整し、地図を広げて現在地を確認。

案内板には、

「これより鳳来寺へのコースは江戸時代より多くの修験者や文人で賑わった街道で、行者越えなどの岩場の多い坂路です。」との事。

行者越え・文人ググると、奥の細道芭蕉翁を始め若山牧水種田山頭火・・・

浮世絵の大家歌川広重もこの地を描いてますな。

 

この先、鳳来寺に続くパークウイ(車道)を2か所歩道橋で跨ぐ形で横切ると、いよいよ行者越えか?

恐ろしく滑りまくる歩道橋(笑)をへっぴり腰で渡っていると、そこからもう行者越えの岩壁?らしきが見え隠れしているではないか!

写真では何度も見ているが・・・

間近に対峙すると、感慨深いものがありますな。

岩に取り付いて見上げると、結構な勾配に軽い眩暈も(笑)。

よく見ると壁面はしっとり濡れとるし、上の方はどうなっとんねん?大体どこまで続いているのかも見えへんし・・・

右手に迂回路もあって、

まあ、天気もあれだし・・・湿って滑り易いし無理する事もないか?

なんて思う反面、足の置き位置をあれこれ探っている自分もいて暫し葛藤。

よく見ると所々ワイヤー固定されていて、意を決し見苦しくもしがみつく様に足場を探して攀じ登ります。

2mほど登った所で一度足が滑って慌てましたが、降りるのもままならず、

「おがあちゃ~ん。」

3点支持でナメクジの様なスピードで頂上を目指すオジサン。

4点支持ならもっと安心だが・・・

それでは先に進めんでなあ、ハアハアッ。

止せばいいのに、怖いもの見たさで何度も下の方を覗いてみたり(笑)。

必要以上に力が入っていたのか?左の脇腹は痛いがちょっとした達成感もあって、オジサンには結構刺激的な冒険でしたよ。

岩盤の最上部にへたり込んで遠景を愛でながら、

「帰りはまあ・・・ 迂回路やな。」

弱々しく呟いておりました。

それにしても、時代は違えど古のスーパースター達と同じ地に立っている?

と思うと、何か特別な感覚にでもなるかと思いましたが・・・

ブルッと身震いして小便がしたくなっただけでした(笑)。

 

再度地図で確認して、鳳来寺まで30分ほどか?

落ち葉でふかふかの登山道はイノシシか何かがほじくり返した?痕跡が所々続いていて、ひたすら登り続けだった行者越えルートもいつしか下り勾配に。

石段も多くなり、滑らない様に慎重に歩を進めます。

やがてパークウエイ駐車場から続く舗装路に出て、杉の巨木の間から見覚えのある東照宮が!

参拝後、お気に入りのビュースポット鷹打ち場まで足を延ばすも、

天気が・・・ (-_-;)

この後、鳳来寺の休憩所まで戻って昼食休憩。

帰路は迂回路で行者越えを通過し、湯谷峠で行きとは別の大野駅に向かうルートで下山。線路伝いの車道に出て、残りの握り飯や餡パンも齧りながらよたよたと駐車場へ。

雨にも降られず、何とか無事駐車場に辿り着いて、今回のミッションはコンプリート。

吹き抜ける風の気持ち良い事!

で、ここは湯谷温泉街という事で、すぐ近くの温泉施設で汗を流し極楽極楽。

露天風呂で微睡んでいる内に鼻も通ってきて、ついでに地元の爺さん達から近くの湯谷富士の情報もゲット!

さいころがどうだとかも言うとったが・・・

これまた何とも気になるネーミングで、帰ったら早速調べて見るか。

 

  春は別れと・・・ あっ、山菜の季節ですな!

行者越えルートで鳳来寺詣で。・・・①

二月下旬から梅雨を思わせるような天候が続いていますが・・・

連休中も土曜日だけ辛うじて曇りの予報に、思い立って新城市鳳来寺山へ。

と言っても参道からの1500段の石段登りではなく、

湯谷温泉から行者越えルート鳳来寺を目指します。

家を出たのは早朝?というかまだ夜中の4時30分頃。

天気の具合に一抹の不安を抱えつつ・・・

そんな事より、走り出して間もなくガソリンが残り少ない事に気付き、焦りましたな(笑)。

それでも普段の行いが良いからか?ルート上の豊川インター手前で24時間営業のスタンドが笑顔で出迎えてくれましたよ。

人生初のセルフ給油も、静電気除去の所でもたついたが何とかクリアでやれやれ(笑)。

ガソリンと言えば・・・

いよいよ200円越えの時代か?という頃もあったが、現在165円前後で落ち着いとるんですな。

走り出して今度は、

あいた~、花粉症の薬忘れた!

・・・ まあ、でも死ぬほどの事は無いか(笑)。

途中、道の駅でトイレ休憩、ついでに食料及びドリンク類も・・・と思いましたが、

売店は営業しておらず。

・・・ でしょうな。(-_-;)

この後、コンビニで食料調達。

そうそう奥さん!

今時のコンビニは時間帯でセルフレジの設定もあるんですな。

万引きや安全面なんかは大丈夫か、おい!

なんて思いましたが、

まあでも令和の現代ですけんね、ちょっとでも変な事したら・・・

サイレンと共に最新のセキュリティシステムが作動して、ロケットランチャー砲で木っ端微塵とか?

出来れば・・・警備員が急行!ぐらいにしてほしいが(笑)。

あれこれ想像しながら、無人のレジカウンターで何となくの見張られ感(笑)に緊張しつつ、初セルフ精算もクリア。

まだ夜明け前ですが、胃が痛くなりそうな展開続きに今日はもう既に大きな仕事を成し遂げた様な安堵感も(笑)。

 

で、登山の話だったが・・・

中々本題に辿り着かんで済まんね。

 

そんなこんなで湯谷温泉駐車場着は明るくなりだした6時15分。

令和のこのご時世、トイレ完備で24時間無料は有り難い限りで、更には道路を挟んで足湯(無料)や温泉スタンドまであるがな。

先客は車2台。

外はきりりと冷えて車の温度計は1℃を表示。

すぐに指先と鼻の頭がじんじん痛冷たくなってきます。

 

ここから鳳来寺に向けてまずは湯谷峠を目指すが・・・

駐車場からの(行者越え)登山ルートの入り口が良く分からず、周囲を歩き廻って

いたら・・・

朝霧立ち込める幻想的な風景にしばしうっとり(笑)。

駐車場裏手の道路脇に小さな矢印案内板を見つけ、6時30分登山スタート!

水路沿いのルートで民家の庭先で犬に激しく吠えたてられながらも、舗装路は何時しか砂利道に代わり、栗石やゴロタ石雑じりに。

しかもここは杉の植林地、完全アウー状態ではないか!

と思った途端、鼻水とクシャミが。

まあ想定内ですが、クマ避け鈴の代わりと思えば・・・(笑)。

滑らない様に慎重に一歩づつ足の置き場を選んで・・・不安定な浮石も多く結構神経を使いますな。

緩やかな傾斜に徐々に息も切れ、一気に汗ばんできます。

時折「キャー」とか「ギャー」といった甲高い鳴き声?が聞こえてドキリとさせられますが、鳥なのか?鹿か?

この後も頻繁に聞こえてましたな。

そのうち藪に覆われ荒れてくるし、足元もぬかるんで苔むした岩や木の根は滑りやすいし、鼻水止まらんし・・・

これって・・・ルート間違っとらんか?

心も折れて妖精が見えかけた所で・・・

長くなりそうなので続きはまた次回に、済まん済まん。

 

     花粉のピークは3月上旬らしいで。   

 

 

 

葦毛湿原から稜線を辿って浜名湖を眺める!・・・②

葦毛湿原からのトレーニング登山の続きです。

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一息峠で小休憩、まずはルート上の二川TV中継所を目指します。

高齢のハイカーから事前に聞いていた分岐から階段状の急登を一気に駆け上がり、

稜線に出て北東方向に高度を上げていきますが・・・

何だか逆方向に歩いている様な不安感に何度かコンパスで確認。

初ルートで天気もはっきりしない時にありがちな感覚ですな。

程なく視界が開け鉄塔が見えて来て、13時20分TV中継所着。

スタートから1時間程、周辺一帯はカタクリの自生地として保護されています。

カタクリと言えば、以前どこだったか山肌一面の群生に感激した記憶があるが・・・ 岐阜だったか?鈴鹿の山?

結局、思い出せず。(-_-;)

見頃は・・・3月中旬くらいか?

また楽しみが増えましたな。

ベンチに腰掛け自家製特大握り飯を頬張りつつパノラマ絶景を堪能。

左手には浜名湖が一望!

という事は、手前の街並みは湖西市辺りになるのか?

隣では山ガール達が浜松市のランドマークアクトタワー(212.8m)を見つけて、はしゃいでおります (笑)。

「エモくないですか~?」と言われてもな・・・  (-_-;)

そんな事より、のりたまご(ふりかけ)まぶし握り飯の美味い事!

 

心なしか上空の雲が厚くなって来た様な・・・

目的地の神石山までの距離を確認、先を急ぐ事に。

座談山(309m)を経て、船形山(276m)の山頂がどこなのか?良く分からないまま普門寺峠も通過、程なく眼前に結構な急登が!

この坂がまた、登っても登っても・・・ってどこまで続くねん(怒)。

心なしか空気も薄くなって来た様な・・・(笑)

何度も立ち止まっては汗を拭い呼吸を整え、漸く神石山( 324.7m )着!

パチパチパチ・・・(拍手の音)

病み上がりの体にはちょっと堪えましたが。

ぬるくなったコーヒーを啜りつつ、貸し切りのパノラマビューを堪能・・・も、

高齢者グループがぞろぞろと、あっという間に包囲され忽ち賑やかな事に。(-_-;)

この辺りで最近熊?の目撃情報があったとか、

ノコギリヤシのサプリを飲みなさい!とか、

某石原軍団の役者の激ヤセぶりを皆で心配しておりましたな。

あんたら人の心配より・・・ って、まあいいか(笑)。

無事当初の目的達成で帰りは下り基調、足取りも軽くゆっくり遠景を眺める余裕も。

おお~っ、先月登った渥美半島蔵王山も見えているではないか!

気分良く高度を下げていると・・・

「ギャ~ッ!」

すぐ近くで、今のは・・・女性の悲鳴?

熊でも出たかと、ちょっとした緊張が走りましたな。

20mほど先の分岐で声の主発見!

若い女性が三人、一人はへたり込んで放心状態。

「どげんかしたとですか?」

西郷隆盛風に声を掛けたら、

「腰が抜けて力が・・・入らんとです。」

苦笑しつつも返してくれました。

何でも、ドドドッと地鳴りのような物音で振り返った途端、何かが飛び掛かってきて・・・

その正体は熊ならぬトレイルランニングの兄ちゃんだったそうで、

「ねえ~心臓が止まるかと思った。」

「向こうも驚いて、あり得へんぐらい跳び上がってたけど(笑)。」

まあ・・・怪我無くて良かったが、

安堵からか?或いは精神の回路が壊れちゃった?

涙流してヒイヒイ笑いあっている娘達を残し、オジサン先を急ぐでな。

 

道中、トレイルランナーも何人か見かけたが、

一般ハイカーとの住み分けとか、ぼちぼち何らかのルール作りの必要性も感じますな。

何て事を歩きながら考えていたら・・・

懐かしの湿原に続く木道が見えて来ました。

体力的な不安もすっかり忘れとったし(笑)、湖西連峰の情報収集も出来たし、

次の連休辺りだいだらぼっちの棲む?石巻(358m)まで足を延ばして見るか?

ならば・・・熊及びトレイルランナー除け?の熊鈴や撃退スプレーは必須か?

どうせなら肩撃ち式ロケットランチャーRPG-7でも装備しておくか?

アマゾンで買えるのか?(笑)

後は天気が・・・

 

  花粉注意報発令でピークも近いか?

 

 

 

葦毛湿原から稜線を辿って浜名湖を眺める!・・・①

今週のお題「大移動」

遅ればせながら、この2月の初めにコロナ(感染)デビューしました。

咳や咽頭痛など呼吸器症状は大した事無かったのですが、頭痛と関節痛には悩まされましたな、ハアハアッ・・・

TVもなくWi-Fiも届かない物置部屋での隔離生活を余儀なくされ(泣)、布団に包まって登山ガイド本を眺めては地味~にエアー登山を楽しんでおりました。

8日目に晴れて社会復帰。

天の岩戸からふらつく足どりで庭先に出て、久々の陽光を浴びながら

「娑婆の空気が美味いぜ~!」

何て言っているそばから今度は花粉症かよ・・・

すっかり体力も削られ、天を仰いでは弱々しく腰の辺りなんか擦っておりましたが・・・

この休日に思い立ってトレーニング登山を計画!

やる時はやるのだ、ハアハアッ・・・

 

近場の低山ハイク愛好家としては、

ちょっと前に渥美半島摺鉢山から七ツ山を辿る縦走トレッキングスタイルの登山の楽しさも知って、オジサンレベルでの一人民族大移動とでも言うのか?

えっ、ちょっと違う?

いやいや結構な冒険ですよこれって。

で、最近気になっている豊橋~湖西・浜松の県境周辺に点在する低山を結んで、地図上で縦走コースを画策するのが楽しいこの頃。

縦走となると・・・

スタートとゴール地点が異なる場合も多く、アプローチの交通機関及び連絡時間の確認も必須ですな。

以前ならこれが何とも面倒だったのですが、やりだすと推理ドラマで謎解きパズルのピースを埋めていく様な感覚もあって結構楽しいもんですな(笑)。

鉄道オタクの乗鉄や撮鉄などのカテゴリー分けの中で、これまで時刻表鉄は感覚的に分かり難かったのですが、今ならよう理解出来ますわ(笑)。

時刻表オタクの方、済まん済まん。

 

さて、病み上がりオジサンのトレーニングも兼ねた下見山行は、

葦毛(いもう)湿原を起点に稜線伝いに神石山まで辿るルートを選択。

余裕があれば、ついでに紅葉寺としても知られる古刹普門寺にも寄り道して・・・

コースタイムは往復4時間程を想定。

病み上がりの体力的には結構な大移動の様な気もしないでもないが・・・

 

一抹の不安も抱え、豊橋市岩崎町米山の葦毛湿原へ。

ここは東海のミニ尾瀬とも呼ばれ花の百名山にも選定されていて、つい3年程前には国の天然記念物にも指定されるなど最近俄かに脚光を浴びているスポットですな。

子供がまだ小さい頃に一度訪れた記憶はあったが・・・ナビにも助けられて昼前11時50分頃に駐車場着。

オフシーズン期にも関わらず広い駐車場が9割方埋まっていて何だか嫌な予感も。

久々の葦毛湿原は、

駐車場からのアプローチってこんなに遠かったか?

湿原自体も思った以上に広大(5ha)やし・・・

すれ違う方にあれこれ教えてもらいながら、湿原を後に自然歩道(登山道)へ。

山裾伝いに整備された登山道を辿ります。

山腹のあちこちから水が染み出すのか?しばらくは所々ぬかるんで滑り易い箇所もあり、さすが広大な湿原を生み出すだけの環境条件になっていると妙に納得!

 

30分ほどで一息峠着。

首筋や背中に滲む汗を拭い衣類も調整して、居合わせた高齢同業者達から情報収集。

神石山からの浜名湖の眺めが秀逸である事、さらには普門寺へ下りるルートは今は閉鎖されていて通れないとの事。

まあ・・・敢えては触れんが、色々なトラブルがあったみたいですな。

 

おばちゃんに貰った梅飴を齧りながら、

ここから稜線まで一気に詰めて、時間的に・・・ 二川TV中継所辺りで昼飯にするか?

相変わらずの鉛色の空に天気の具合も気になりつつ・・・

病み上がりオジサンレベルでの大移動、体力的な不安以上に初めてのルートはワクワク感が何とも堪りませんな(笑)。

あっ、長くなりそうなので続きは次回に、済まん済まん。

 

   帰ったら菜の花の天麩羅で一杯ってか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイヤチェーンの傾向と対策をあれこれ考える!

この2月に漸く新車が我が家へ。 パチパチパチ・・・(拍手)

車検を前に買い替えを検討していたのが猛暑真っただ中の8月頃だったか?

コロナ禍やウクライナ情勢なども影響した部品の調達遅延で待ち惚けを食らって、すっかり忘れてましたわ(笑)。

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折しも日本海側での大寒波のニュース映像を見ていて、

そうや・・・ タイヤチェーンも買わなあかんな。

 

これまでは金属チェーンを使っていて、庭先で何度か着脱の練習はしたが、実践使用はほとんど記憶に無く・・・

特にこの10年は一度も使っていないか?

待てよ!タイヤサイズが一緒ならそのまま使えるじゃん?

が、 225/50(cm)と幅広のタイプで適合せず。 

・・・でしょうな。 (-_-;)



最近の傾向と対策をググっていると、

従来の金属チェーンスパイクゴム(ウレタン)タイプの他にも布カバータイプ?も急速に勢力拡大中で、オジサン知らなんだがスノーソックスとか言うのか?

更には、巨大な結束バンドのタイプも発見!

正直、何かの冗談ですよね~と思いましたが・・・

動画を見ると、走り出した途端にブチブチ切れていくではないか??

これは・・・ 無いな(笑)。

 

早速、カー用品店に。

肝心のタイヤサイズは、同じ車種でもグレード違いで規格が異なったり幾つかパターンがあるそうで、きちんと確認する必要があるんですな。車によっては前輪と後輪で違うものが装着されている事もあるそうで・・・

令和の現代は素人が下手にいじれんくらい車が精密デリケートになっているそうで?

 

あらためてレクチャーを受けて見て、乗り心地や着脱の難易度、耐久性、価格・・・それぞれに一長一短で悩みどころですな。

巷で話題?の布タイプについては、着脱の容易さは特筆物だがグリップや耐久性は・・・使い捨て感覚ぐらいで考えておいた方が無難ですよとの事。

‥‥‥

雪道をノーマルタイヤで走るのは法令違反にもなる令和の現代。

オジサンがちょっと油断している隙に、何らかの滑り止め対策を取る事が都道府県の道路交通規則や道路交通法施行細則で義務化されておるのですな。

チェーン規制については、緊急発令時に指定区間をチェーン未装着で走行した場合、道路法に基づいて6か月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられるそうな。

ショップで相談して、

道交法の改正で雪道での携帯は必須になる事や、今後高速道路の使用や名古屋方面への移動が増える事も考えると、

ウレタン樹脂の非金属ネット型タイプ(非金属チェーン)

がベターとの結論に。

で、ソフト99の救急隊ネットを薦めてくれました。

たまたま近くにいたお客さんも使っているそうで、この方は着脱の解説動画に騙されて購入した?との事。

スマホでチェックしてみると・・・

確かに、アタシ~車の事良くワカンナ~イ!

的な華奢なネーチャンが、音声案内に従って緩ーく作業する解説動画がありましたわ。

「わ~い、アタシでも簡単に出来た!」💛

的な(笑)。

・・・って、ケシカランですな!

実際には特に雪道は指もかじかむし、ウレタン樹脂も硬くなるのか?タイヤに被せてからの繋ぎ合わせが結構な力作業で、吹雪の中で疲労困憊、心が折れかけたとも言うてましたな。

後、解説動画では触れていないが、外す際にもちょっとした一手間が掛かるようです。

実践使用での体験談は貴重ですな。

他にも幾つか試して見た結果、コツさえ掴めればトータルではお薦めですよとの事。

 

選択肢が多過ぎて多すぎてかえって混乱、うーむ悩ましい(笑)。

あれこれ考えている内にあっという間に春が来そうな気がせんでもないが・・・

 

       あの怖ぎゃ~殺人猛暑が、

           再びやって来るですと・・・