今週のお題「あったか~い」
私は今、冬山で味わう珈琲!について静かに渋いお茶とラッキョウ飴なんぞ舐めながら考察しております。
先日も奥三河の絶景を愛でながら、ふいに挽き立ての豆で淹れた珈琲飲みてえ~なんて考えておりましたな。
極上のシチュエーションで味わう一杯はいかにも美味そうで・・・
ここ数年、山でガリゴリ豆を挽いたり、嬉しそうにポタリポタリとドリップしている光景もよく見る様になりました。
香りを楽しむのであれば、やはり挽きたて豆でじっくりドリップが最良なのでしょうが・・・
実はこのドリップが問題なんですな。
珈琲だけに苦い?経験をした戒めも込めて書きますが(笑)、
冬場の登山中に一杯どうですか?なんて誘われたら気を付けましょうね!
あれは・・・たしか鈴鹿の山だったか?
休憩中の年配グループが飲んでいた珈琲の香りに誘われるように、つい良い香りですね!なんて話しかけたのがいけなかった。
宜しかったら一杯どうです?
えっ良いんですか!
って、そこからですわ・・・
あんたは藤岡弘か?と言うくらい嬉しそうにじっくりゆっくりと抽出してくれるもんだから、体は冷えてくるし、待っている間も一方的な蘊蓄なんか聞かされ・・・
こうなるともう拷問ですな(笑)。
風の強い冬場に10分以上かけて抽出した生温い珈琲を、ガタガタ震えながら味わう?虚しさといったら・・・
更に、先方はそこに感動や称賛の言葉を期待していたり・・・
あっいや直接は言われませんが、その目が求めているわけですな(笑)。
一口含んで眉間に皴なんか寄せながら、
ん?この豊かな風味と酸味はアラビカ種のティピカのようでもあり、でも渋みの感じは・・・もしやカトゥーラ豆ですか?
おっ、判るかい?極上のブラジル物だからね!
えっ良いんですか?そんな高価な・・・
こういう会話なんか期待しているんでしょうか?
基本的に山での見知らぬ人達との簡単な挨拶や情報のやり取りは楽しいものですが、
ほんとは・・・あんた等に飲ませるのは勿体ないんだけどもさ。
グアテマラの100年物のブルボン豆に、独特の苦みは今では貴重なマレーシア産リベリカ種のブレンドだからね。ほのかにカラメル風の甘いフレーバーも・・・なんて途中から何言ってんだかよく分からない(笑)蘊蓄達人?や、
中には、キリマンジャロ豆が好みなんですか?などと聞くと、
いやこれは、専門店で思い切って高いやつを買ってきたんだわ。
ほんとは良く分かんないの、あはははっ。
って強者も・・・でもこっちの方が好感持てますな。
お礼を言って漸く解放された安堵感に浸る間もなく、今度は下腹の異変(笑)。
寒い日の珈琲はお腹も緩くなり易いという人は結構多いようで、あれっこれはまずいぞなんて思った矢先に静かに津波の第一波・・・
グリュリグリュグル・・・
やや前かがみに弱々しく下腹を擦りながらの冷えた体に熱い肛門と脂汗。
内また小走り?で独り登山道から消えて行くしりあごさん。
・・・なんてねえ奥さん、恐ろしかでしょう(笑)。
最近では危険を察知したら、
「すんません宗教上の理由で・・・」と丁寧に断るようにしています。
珈琲はごく個人的な楽しみにしましょうね。
shiriagosan.hatenablog.com《今回の傾向と対策?》
・冬山珈琲はくれぐれも熱々の状態で味わいましょう!
山ドリップは気温12~13℃までが目安か? 体も珈琲も直ぐに冷えますでな。
・素人が山で挽き立て珈琲を美味しく味わえるシチュエーションも結構限定される。
理想は晴天、無風~微風で寝転がって日向ぼっこが気持ち良い時期まで?
・山で珈琲豆を挽いている人には迂闊に近付かない事!
首にスカーフなんか巻いていたら特に注意しましょう。
・寒冷期は手軽なインスタントやホットココアの方が美味しく飲める!
*以上、あくまで個人の意見・見解です。
*あくまで個人の見解ですけんね(笑)。