岐阜の友人から、
近い内に表浜(遠州灘)でルアー釣りがしたい!
と、LINEが。
数年前の表浜のルアー釣り体験が楽しかったようです。
愛知県渥美半島の太平洋岸、通称表浜一帯はこの所のサーフィン及びルアーフィッシング人気で賑わっていて、ハイシーズン(10~12月)には駐車場の確保にも苦慮する程で、早朝から広大な砂浜が無数のルアーマンで埋め尽くされる異様な光景はこの地域の冬の風物詩にもなっとるでな。
で、そんなに釣れているのか?
と言われれば・・・ 確率的には宝くじ以下でしょうな(笑)。
こりゃあ、どう見ても人の方が多いわな(笑)。
レジャー白書によると、日本の釣り人口はここ数年約550~560万人程で推移していて、ナルホド!と頷いては見た物の・・・ 何かピンと来ませんな(笑)。
釣り物としては、以前の主役だったシーバスやヒラメ、マゴチに代わって、ここ数年ブリやカンパチ、サワラなど所謂青物類がルアーのメインターゲットになっています。
特に今年は南方系のGT(ロウニンアジやカスミアジ等の総称)の幼魚(メッキ)も良く釣れていて、その他シイラやスマカツオが釣れたり、半月ほど前には80㎝前後の太刀魚の数釣りも楽しめたり、逆に11月以降もいわゆるシーバス(スズキ)がめっきり釣れなくなっているのは寂しい限りですな。
釣りを通しての印象は、沿岸の魚類の生態系は明らかに変化してますな。
丁度11月29日の新聞でも、
「海が変だ!」と言う見出しで、近年の太平洋岸の漁で南方系の魚類の漁獲量が増加している状況を伝えているではないか。
この100年で日本近海の海水温は1.24℃上昇し、世界平均の0.64℃を大きく上回っている状況で、温暖化による生態系への影響や対策が国連気候変動枠組み条(COP28)の主要テーマになるようですな。ハアハアッ・・・
11月に熊本で30度を記録!のニュースも記憶に新しい所だが、
沿岸を通過する黒潮海流があろうことか東海地方を避ける様に大蛇行する状況がもう5年以上続いているそうで、大型魚の餌となるイワシやコノシロ等ベイトフィッシュの群れの接岸が極端に減った事との関連も取り沙汰されたりしますが・・・
COP28でよく分からん規制や取り決めがなされない事を祈りつつ、今後の展開を見守りましょうね(笑)。
ルアーに言及すれば、この状況に業界的にはライトジギングという体力勝負のストロングスタイルを提唱展開していて、よりアクティブなスポーツ感覚にもなってますな。
オジサンルアーマンにはややしんどさも感じつつ・・・
さて、友人を何所の釣り場に案内するか?
色々悩む所ですな。
インパクトでいえば、やはり中型以上の青物やシーバスなんかが釣れれば楽しいでしょうが、実際には時期や天候にベイトフィッシュの有無にも左右されるとなると・・・
最近はマナー絡みのトラブルも増えているなんて事も聞くし、堤防からのアジ・サバ類やシロギス狙い(餌釣り)も当たり外れが大きいでな。
結局、釣りって自然相手だけに不確定要素が多すぎるんじゃ(怒)! ハアハアッ・・・
かと言って、友人を手ぶらで返す訳にもいかんでなあ(笑)。
・・・・・・
汁粉サンドを齧りながら(笑)、独り悶々と気を揉む状況が続いております。
あれこれ考えている所に、
何々・・・フィリピン沖で大地震ですと?
で、東海地方も太平洋岸に津波注意報発令中って?
・・・・・・
はてさて、どうなりますやら。
冬の海は嫌いではないが、砂風が
強烈やけん・・・ 顔痛いねん(笑)。