渥美大山山頂から南ルート攻略?の続きです。
蠅虻共の纏わり攻撃をかわしながら足下に神経を集中して下降を続けております。
2~300m程で幾分傾斜も緩くなり光が差し込んで明るくなったと思ったら、目の前にいきなりの人工物、足下ばかり見ていたのでビックリ。
電波塔か?
ここでしばし水分補給。
時期的な物か?蝶類だけでも結構な種類を確認。
地図上では東に延びる大山古道の分岐もありますが、藪に覆われはっきりせず(笑)。
そのまま南下していくと再び急傾斜で、浮き石も多くガレた感じに何度か足を滑らせ、踏ん張る度に左膝外側の靭帯でも痛めたのか?徐々にズキズキ気になる様に。
急に気持ちも萎えて来て・・・心なしか天気まで怪しくなって来た様な(笑)。
地元のハイカーがお薦めしません!と断言していた理由がよく分かりましたな。
ただ、此処まで来たら何とか比咩神社だけは確認したい所!
程無く左手に分岐があり、御嶽神社の案内板も発見。
御嶽・・・って確か?北側の蔭凉寺登山口から登った所にも祀られていた様な?
妙に気になって調べてみたら、麓の白山比咩神社もそうですが要は山岳信仰の神を祀っている神社の様ですな。
ひょっとしてこの分岐が大山古道の入り口か?とも思いましたが、地図上の分岐からは少しズレている様な・・・?
スマホの位置情報は現在位置が南の海上で止まったまま機能せず(笑)。
・・・でしょうね。
すれ違う人でもいれば情報収集も出来るのに・・・ひたすらの蠅虻と時々ハンミョウ君のみ。
ここからは短いスパンのつづら折り急傾斜の繰り返しに。
あれっ?ここはさっき通った様な・・・
同じ様なシチュエーションの連続で頭も変になってきますな(笑)。
その内、妖精なんかが見え出したらいよいよかな?
10回くらいジグザグの急下降を繰り返して、足場もいつしかコンクリート舗装に変わり漸く白山比咩神社?らしきが見えてきた時には、正直あ~やれやれと思いましたな。
取り敢えず、滑落や怪我無く来れたが・・・
少し痛む左膝を擦りながら、しかしまあさっきの急坂を今度は登り返すのか・・・
ため息と共にふと見ると、神社の鳥居の先に海も見えてます。
思っていたより遠くに霞んで見えますが(笑)。
程無く国道42号線に出て、道沿いの畑で休憩?していた老夫婦に挨拶し情報収集。
道沿いに東に5~600m行くと、小さい堤防がある海岸に降りられるようですが、
海は・・・また今度やな。鳥居からも見えたし(笑)・・・
弱々しく呟き、再び元の道を引き返す事に。
比咩神社は延々と続く石段の頂上に鎮座しておりました。
木洩れ日が心地良く、いつしか空も明るくなってきました。
社務所脇には周辺の巨木の案内板も。
大山原生林か・・・日を改めてゆっくり散策すると楽しそうですな。
とは言え帰路は途中の御嶽神社に寄り道する余力も無く、7~8m登っては呼吸を整えまた5m・・・の繰り返しで、途中から吹き出す汗や蠅虻なんかもうどうでも良くなって(笑)、ハンミョウ君にも励まされながら何とか山頂まで辿り着くと、安堵で展望台で遠景を眺め暫くボ~ッとしておりました。
その昔、幸田町柳沢出世稲荷の白狐が神通力を得るためにここ若戸の御嶽神社で修行した! なんてネット情報もありましたな。
確かに鍛えがいはあるが・・・となると、入り口が良く分からなかった大山古道もタフなルートなのか?
手軽な低山の渥美トレイルは色々な顔を見せてくれますが、皆さんもこの南ルートはお薦めしません!からね。
どうしてもと言う方は自己責任で。イヒヒヒヒッ・・・
隊長、地図アプリのマスターは急務かと!