渥美トレイルを南下して太平洋へ? ・・・①

強風と黄砂の予報に予定していたサイクリングは断念(泣)。

で、いそいそとリュックに握り飯と水筒も詰め込んで、いつもの渥美大山トンネル北口に向け車を走らせてましたよ(笑)。

11時前到着。登山口付近で藤の花が満開ゴージャスに迎えてくれました。

三河湾から太平洋(遠州灘)まで渥美半島を横断するトレイルルートの内、今日はまだ辿った事が無い山頂から太平洋岸に下降する南ルートの調査に。

去年の秋頃だったか?山頂で一緒になった祖父と孫娘?という羨ましいコンビから、今回の南ルートに纏わる話を色々と聞いていて・・・

何でも、その昔山頂近くに自衛隊の無線中継所?があって、その跡地にヘリポート建設の計画を巡って住民も巻き込んだ騒動があったのだとか。

この一帯が貴重な自然環境保護地域で大型の猛禽類の渡りのルートになっている事や、登山者の安全面での配慮やらもあって、国も計画を断念した経緯があったようですな。

南ルート自体は・・・

以前山頂に向けて資材運搬車の通行用に整備された作業用道路との事ですが、急傾斜で滑りやすい上に近年は雨水で赤土の路面が削られかなり荒れた状況とも。

特に下りはかなり危険なのでお薦めしません!と、孫娘?も力強く断言してましたな。

どうしてもと言うなら自己責任で!と、2人してニヤリと思わせ振りに笑ってました。

そんな経緯で何となく躊躇というか、後回しになっていたのですが・・・

南ルートの分岐は山頂から80m程戻った所にあり、ここから割と整備された赤土と岩盤がむき出しの下降ルートが伸びていて、なるほど車一台が何とか通れそうな道幅はありますが・・・

かなりの傾斜で、車が走れるのか?にわかには信じられませんな(笑)。

なんて事を思いながらいきなりズルッと足を滑らせ、嫌な予感が。

自己責任自己責任自己責・・・

アブラ蝉の鳴き声?風に呟きながら、やや湿った岩肌と落ち葉溜りに注意してナメクジの様なスピードで慎重に下降。

これが結構体力を削られ、更に極小の蠅虻?が山頂付近からひっきりなしに耳元でブンブンと纏わりついて結構なストレスに。

蠅虻と言えば・・・

あれは鳳来寺山だったか?

延々と続く石段をひっきり無しに纏わりついてくる蠅虻に辟易しながらも喘ぎ喘ぎ歩を詰めて・・・

ようやく山頂という所で、若い女性グループの1人がすれ違いざまに急に何事か?奇声を上げたと思ったら、そのまま血相変えてしがみ付いて来たではないか!

あっ、あのっ・・・ええっ?

熊でも出たのか?と緊張が走りましたな。

或いは狐憑き(笑)?というくらいの迫力でギャアギャア叫ぶパニック娘にどうして良いのか?しばし呆然。

そして、その様子を距離を置いて恐怖と侮蔑にも似た怪訝な表情で見つめる仲間の女性達。

で、よく見ると右の項辺りに黒い2㎝程の蜂虻が、襟に足が引っ掛かって?ウンウンと羽を激しく震わせもがいておりました。

・・・・・・

丁重に?デコピンで虻を弾き飛ばし、いつまでも抱き合っているのは世間体も・・・あれなので(笑)、娘っ子を引き剝がすと暫くへたり込んで過呼吸気味に喘いでましたな。

ようやく落ち着いたと思ったら蚊の鳴く様なかすれ声で、

おしっこ漏らしちゃったかも・・・どうしたら良いですか?

えっ? って、そんな事オジサン知らんがな。

そこで漸くちょっとした安堵の笑いが起こりましたな。

文章にすると何とも嘘っぽくなって・・・あれですが(笑)、本当なんですよ奥さん!

蜂虻共のせいで話がそれて長くなってしまったので続きはまた次回に。

済まん済まん(笑)。

 

年取るとくしゃみでウ〇コ洩れそうになったり・・・

そうそう、下痢の時なんかごっつう恐怖やんな(笑)。