衣笠山でプチ遭難からの生還!という話。・・・②

衣笠山登山①の続きです。

shiriagosan.hatenablog.com森に分け入って早々にスマホのトラブル(泣)で、コンパスと紙地図で進行方向や地形を照合しながらの下降も・・・途中から既に怪しくなってますが(笑)。

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何でそこまで慎重なのかって?

それはほら、これまでも何度かプチ遭難を体験しておるからですな(笑)。

かなり以前、鈴鹿御在所岳では彷徨っている内に山中の墓場に迷い込んでゾッとした体験も。これは幻覚か?こうやって死んでいくのか?なんて半ば本気で考えたり・・・

3時間彷徨って生還出来た時は安堵と疲労で暫くへたり込んで膝だけがガクガク震えていたのを覚えてますな。

 

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暫く神経を使う沢沿いの斜面の下降が続きます。

全行程(と言っても500m程ですが)の中間辺りか?少し開けた沢の岩に腰掛け小休憩。

緊張した状態が続いていたので喉もカラカラ、補給食のスニッカーズをお茶で流し込んで、いざ後半戦!立ち上がった所で・・・

あっ、キノコ見っけ!

今回も道中あちこちで見かけました。

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これなんか大きいのは直径25cmほどもありましたな。

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これも大振り肉厚で美味そうですが・・・

さて、この辺りから踏み跡も分からず、目印も・・・ルートが怪しくなってきました。

遠くに目印?と思ったら椿(山茶花?)の花だったり(笑)。

何だか嫌な予感に再度地図を確認。

どうも途中で右方向に曲がるべき所を、斜面伝いに直進した様で・・・

本来ならちょっとしたパニックになる所ですが、

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ちょっと待てよ、落ち着け俺(笑)!

ソーセージ齧りつつ地図を確認。

自分の推測が正しければ、このまま行けば貯水池(古池)辺りにぶつかるはずだが・・・

意を決して斜面を降りていくと左手にも沢が見えてきて、この先で右側の沢と合流するのか?と視線を向けた先に、まあ何という事でしょう!

木立の間にキラキラ光る水面らしきがチラリと見えるではないか。

プチ遭難中ながら、地図読みが正しかった事に鳥肌が立ちましたな。

現在地が特定出来て気分的には楽になりました。

ひょっとして・・・

貯水池沿いにエスケープルートが無いか探すも、泳ぐ以外無さそうです。

では、ここからの脱出は?

①元のルートを逆に辿る。

②少し戻り南に藪中を突破し林道を探す。

気分的には・・・どちらも避けたい所ですが。

しかしまあ、落ち葉でフカフカの急斜面を登り返すのは結構堪えますな。

あれっこんな所だったか? こんな倒木なんかあったか?

不安になりかけた矢先、先程のお化けキノコと再会!

これも鳥肌物でしたな。

地図の感じだと、やはりこの辺でコースを外れてしまった様だが・・・

斜面の倒木に腰掛け、弱々しくお茶を啜りながら辺りを見渡していると、

小さい妖精が・・・って、ちゃうねん(笑)。

ん!あれは・・・目印じゃないか?

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赤いテープらしきが見えた途端、頭で思うより先に体が反応して一目散に駆け出してましたな(笑)。

よっしゃ~!

再びルートがつながった所で、

よく見るとゴールの林道もすぐ先に見えておりました。

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あ~やれやれ、やけに青空が眩しいぜ!ハアハアッ

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今回もスパッツが地味に良い仕事してくれました。ハアハアッ

ちょっと冷や汗ものでしたが、時間にして2時間弱の非日常アドレナリン噴出瞳孔開大発汗過多の自己責任型アドベンチャーとでも言うのか? 何だか癖になりそうですが、刺激を求めている奥様も如何でしょうか?

 

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 刺激もいいが・・・オデの御飯はどうなっとん(怒)!