あれは・・・8月上旬の恐ろしく蒸し暑い日曜だったか?
そうそう、墓参りの帰りでしたな。
何か勿体付けた言い回しになって済まん済まん!
奥三河のドライブ中に見かけた四谷の千枚田の景観はそれはもう衝撃的で、あれ以来どうも棚田の魅力に取り憑かれてしまったようですな(笑)。
棚田フェチと言うんですか?
shiriagosan.hatenablog.com棚田とか千枚田という文字に、つい目が反応してしまうこの頃、
ちょっと奥さん!図書館で全国棚田ガイド TANADASU(NPO法人棚田ネットワーク 編 )なんて本も見つけちゃいましたよ! ハアハアッ・・・
大体ですな、タナダスなんて集英社のイミダス(現代用語辞典)をもじっているのか?
この辺りの遊び心に思わずニヤリ!とさせといて、中身はがちがちの硬派という(笑)ちぐはぐ感。
この○○ダスという表現はたまに見かけますが、国内に1700以上もある離島を網羅した「シマダス」とか、たしか「バカダス」なんてのもあった様な・・・
つい興奮して話が逸れましたが、日本全国の美しい棚田が212も紹介されているという宝箱のようなガイド本です。
えっ、そんなにあるのか?というのが正直な感想でしたが、そもそも棚田とは?
一般の水田との境界や定義なんかもあるのか??
よく考えたら棚田の事は何も知らんでなあ(笑)。
調べてみたら、農水省のデータ「水田要整備量調査1988年」(傾斜1/20以上の水田が対象)が、一般に棚田の定義として認知されている様ですが・・・
なになに?日本にある250万haの水田の約8%を占めているのか。
なるほど・・・と頷いては見たものの、何だかピンと来ませんな(笑)。
更に棚田の分類や棚田サミットの概要、オーナー制度等々・・・詳細は省きますが、また色々と勉強になりました。
我が推し棚田(笑)の四谷の千枚田は・・・急斜地の棚田に分類されております。
近くには棚田百選に選定された長江の棚田(設楽町)もあり、他にもNHKの大河ドラマおんな城主 直虎の舞台として脚光を浴びた久留女木の棚田や、稀な急傾斜を誇る大栗安など魅力的な棚田(共に浜松市)も紹介されています。
更に見ていくと・・・
地元の農家や地域おこしのグループによる再生・保全への並々ならぬ尽力など、それぞれ棚田ごとの歴史やその舞台裏、地元の取り組み・・・ある程度お勉強してから行くべきですな!
今風に言えばリスペクトとでもいうのかな?
襟を正し、背筋も伸ばして対峙すべきでしょうな(笑)。
残念な事に近年の棚田ブームの陰で、マナー絡みのトラブルもちらほら散見されるようになったという実情も有るようですし。
ちょっと堅苦しくなってしまいましたが、
私は今ウイスキーをちびちび飲りながら地図を広げてガイド本捲りつつ、秋の棚田巡りサイクリングのルートなどあれこれと思索に耽っております。
奥様方も、週末は近所の棚田巡りドライブなんていかがですか?
酷暑続きですが、陽が落ちるのも早くなって来ましたな!
などと呑気な事を書いておりましたが、各地で大雨の被害が何とも大変な事になりつつある様で、被害が広がらない事を祈っております。