勇気を出して初めてのおつかいならぬ蔭凉寺!方面へのルート攻略の続きです。
shiriagosan.hatenablog.com大山トンネル北口から歴史コースを一気に北上。
地図上では椛峠の先の急登から北側は見晴らしコースに変わり、
北西の蔭凉寺方面に先ずは400m程先の小ピーク(タコウド)を目指します。
名前の由来は鷹渡(たかうど)や高処が変化した?ともありますが・・・はっきりした事は分からず。
そこから下り基調の獣道風の細いルートの藪漕ぎに変わり、
更に薄暗い樹林帯の木々を縫って下ります。
途中げんこつ岩やら豆腐岩等名前の付いた奇岩を通過。
が、命名の意図がどうにも上手くイメージ出来ず(笑)。
徐々に傾斜も急になり、落ち葉やら木の根で何度か滑りそうになりながら麓にあるはずの蔭凉寺を目指しますが、何か想定以上に時間がかかっている様な気がして何となく焦りも出始める頃、視線の先に小さな妖精・・・ではなく何か建物?倉庫か?
が、近づいてみると金刀比羅神社や御嶽神社の石碑や灯篭が・・・
目的の蔭凉寺ではない事は分かりますが、これは幻覚か? ここはどこだ?
色々なハテナマークが頭の中を駆け巡ります。
案の定、ここでもスマホの位置情報は機能せず(笑)。
時刻13時20分。
たまに聞こえるバイクやサイレン?の音からも麓までかなり近い所まで来ている様だが・・・
ちょっとした緊張感で忘れていましたが、ここでさっき食べ損なった握り飯をお茶で流し込んでの小休憩。
この辺りから登山道は軽自動車ならぎり通れるか?ぐらいの砂利や粘土質の荒れた林道風になり、足下に注意しながらいつしか両側を孟宗竹に囲まれた薄暗い林に。
前方が明るくなってきたと思ったら・・・
ん? これはもう間違いないでしょう!
やれやれと思った途端の達成感と脱力感に、何となくの寂寥感も入り混じった妙な感覚に(笑)。しかしまあ、青空がやけに眩しいぜ!
蔭凉寺は国道259号線から少し内陸側の静かな住宅地に厳かに社を構えておりました。
凛とした独特の空気感に何か時間も止まっている様な・・・
建物や梅の花等幾つか写真に収めながら、ふと背後の山に目が留まり、またあの急斜面を登り返すのか?
・・・・・・
14:30頃だったか?喘ぎあえぎ懐かしの弁当岩まで戻ってきた時には、安堵感でやれやれとへたり込む様に岩に腰掛け、ボーッとヒバリの囀り?を聞いておりました。
しゃりばてと言うのか? ガス欠でヘロヘロの体に残りの握り飯とスニッカーズでエネルギー補充。
人心地ついて、やわらかい陽射しと生暖かい風に吹かれているとなんだか眠たくなってきますが、
・・・だめだ!ここで眠ったら死んでしまうぞ俺(笑)。
それにしても鉄塔の先に見える大山のどっしり雄大な事!。
少々ヒヤヒヤの時間もありましたが、
「何とか無事生還出来ましたよ!」なんて事を大山に向かって報告。
この手の小探検的な山行は・・・
三密とか関係なしに仲間内で賑やかに登れたらさぞかし楽しいでしょうな。
この後、椛峠から農道方向に麓のシデコブシ(天然記念物)の状況も確認ついでに駐車場を目指します。
心地良い疲労感と下山中に徐々に痛みだした左足指を気にしつつ、駐車場のある大山トンネルはもうすぐそこ。今回の小探検(笑)も終わりが近づいて来ました。
近くの梅の木で鶯が囀りの練習しています。