恋路が浜上空に見たのはサシバ・・・だったのか?

今週のお題「叫びたい!」

週末に奥三河紅葉サイクリングを予定してましたが、

夜中に自転車仲間情報で、予定のルートが一部通行止めやら車バイク類の交通量の多さやらでとても楽しめる状況には無いとの事!

ぬわんだと~?思わず小さく叫びましたな(笑)。

まあ・・・行楽シーズンですけんね。

ならば、ネットニュースで見つけた渥美半島でアサギマダラ乱舞!の記事に急遽予定変更(笑)。

この時期は確か・・・サシバの渡りなんかも見られるんじゃないか?

あっいや差し歯じゃなかですよ、奥さん!

猛禽類のタカ科の鳥の名前やでな。

 

毎年、秋から冬にかけて伊良湖恋路が浜周辺で高そうな望遠レンズをセットしたカメラの三脚が何十台も並ぶ光景は伊良湖の冬の風物詩ではありますな。

サシバの渡りで調べたら、10月上旬辺りがピークのようですが・・・

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渥美半島の中ほど、内海側の小漁港に車を止め、小鯵釣りの様子を眺めつつ自転車をセットし伊良湖方面に向け出発。

やや強めの向かい風は想定外でしたが(笑)、40分程で伊良湖港着。

芝生広場内の屋根付きの休憩所で握り飯を頬張りながら海を見ていたら・・・ゆっくりとフェリーが入港。

時間の流れも緩やかに眠気を誘います。

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どうにも我慢出来ず、芝生に寝転がると・・・

上空高い所で大型の猛禽類が2~3羽ぐるぐる回っているのが見えます。

あれがサシバなのか?

時折チ~とかピヨ~とか?鳴き声も聞こえる様な・・・と思っている内にいつの間にか眠っていました(笑)。

クリスタルポルトの駐車場から歩道橋伝いに恋路が浜方面へ。

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木立でトンネル状に囲まれた遊歩道で最初に迎えてくれたのは赤とんぼの群れでした。

結構な上り坂をよたよた喘ぎながら漕いでいると・・・ツワブキの花の周りを漂うようにひらひら飛んでいる第一アサギマダラを発見!

独特の一部半透明の翅の素材感にしばしうっとり。

ふと我に返り、慌ててカメラを取り出した時にはもう何処かへ。

・・・・・・

程なく近くの別のツワブキの花で吸蜜中の個体を発見。

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息を殺して近付いて・・・

と言っても、直前までだらだら坂を漕いできた体はゼエゼエハアハアッ・・・ゲホッ!が止まりませんが(笑)。

雌雄の判別は後翅の黒斑の有無で分かります。 

これは・・・雌(♀)の個体ですが、ん? 何やら羽に文字が書かれていますな。

チョウの移動ルートを調査する目的のマーキングという奴ですな。

数日前にこの地で記入されており、時期的にはこれから台湾辺りまで南下して行くのかな?

一日で200km以上の飛行記録もある様ですが、こんな弱々しく華奢な体で・・・にわかには信じられませんな。

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この日はツワブキの花の周囲を探すとかなりの確率で発見出来ました。

途中からはもうアサギマダラだらけの所も。

これだけ多いと・・・

「はいはい分かったけん。正直・・・もう飽きてん(笑)。」

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海岸沿いの自転車道を恋路が浜に向けゆっくり下っていくと・・・あちこちでバードウオッチャーのカメラが並ぶ賑やかな状況に。

邪魔しないように、静かに通過。

よく見ていると、羽根の形や色、大きさの違う飛翔体が混在しているようですが?渡り鳥のくくりで調べたらこの時期でも10種類近く見られるようですな。

首も痛くなってきて、近くのベンチに寝転がって眺めていると・・・

あろう事か、再び眠っておりました。

ビクッと痙攣する様な感覚で目が覚め、しばらく放心状態。

私が見ていたのはサシバだったのか他の鷲鷹類だったのか分かりませんでしたが・・・或いは夢だったのか??

現実逃避?の4時間ほどのサイクリングは駐車場までの帰り道もずっと向かい風で・・・ちょっと堪えましたが、ほぼ貸し切りの海沿いの自転車道で何度か火野正平さん風に叫びながら帰りました。

人生下り坂サイコーで~す!でも、向かい風は・・・勘弁(笑)。

あまりスッキリはしませんでしたが・・・

 

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座右の銘は、人生下り坂の向かい風!だそうな(笑)。