何気なく点けていたTVで、日本の山の高さの順位が変わるかもしれないというちょっと興味深い話題が!
現在の順位は、たしか・・・
①位は勿論、演歌界で言う所の美空ひばり的優位性を持って富士山ですが、
②位は北岳(3193m)で、
③位は奥穂高岳と、確か・・・間ノ岳(共に3190m)だよな。
この後、槍ヶ岳辺りが続くんだったか?
それくらいは山好きのはしくれとして知ってましたが、正直に言うと間ノ岳については山名以外は場所も素性?も実は良く分かって無いのですが(笑)。
で、番組によると富士山や北岳、間ノ岳は最近の高精度なGPSで計測しているのに対し、あろう事か奥穂高岳は数十年前(45年前だったか?)のしかも地形図からの推測値がそのまま現在まで使われているとの事。
??
ここで何故奥穂高岳だけ実測しないのか?という疑問は軽くスルーされましたが、現代のしかも几帳面な国民性を誇る日本で何故にこの様な事態が?
そのへんの所は国土地理院はどう考えておるのか?
こうなると最新のデータが気になってきて、ようし!と思いましたね。
そもそもプレートの移動や衝突等での隆起や沈降は絶えず続いているわけで、数年~数十年の内には標高も結構変化しそうですが・・・富士山は子供の頃から3776(皆なろう )と憶えていたので、少なくとも40年以上変わってないんですな。
調べてみると・・・
必ずしも山の最高点に三角点が設置されている訳ではない?という興味深い事実が。
これにより、登山者の指摘で標高が修正された山も有るようで、富士山も三角点の位置で計測すると3775.51mになるとの事。
また、北岳は2004年に1m高く、さらに間ノ岳は2014年の測定で2190mに修正された事が分かりました。
因みにエベレストなども年間数ミリ程成長しながら徐々に北東方向に移動している事や、山によっては巨大地震の際に数m沈下する状況も有る様で、また少し賢くなりましたな、良し良し。
それとは別に、何処を基準に測定するのか?という疑問もあって、これも調べていくと地球の形状や引力との絡み等、長くなるので割愛しますが色々面白い事が分かりました。
さて、本題に戻って、
専門家立ち会いでの奥穂高岳の実測企画ですが、今回の計測ではGNSSという最新のシステムを使用し、正確を期す為に二回の計測の平均値を採用する念の入れ様で臨んでいました。
で、その結果は?
と、ここでお約束の長ーいCMを挟み、勿体付けて漸くその数値3191m9cmと出ました。これが認められれば単独での第三位となりますが・・・
間ノ岳の心境やいかに!
槍ヶ岳辺りは、ひょっとすると俺も?なんて勘違いしないか。
それよりも民間に出し抜かれた感も否めない国土地理院はこのまま手をこまねいて黙っているだけで良いのか?
国土地理院の奮起に期待しつつ、取り敢えずは静かに安納芋など齧りながら今後の動向に注目していきたいと思います(笑)。
オデも静かに昼寝しながら注目し・・・ZZ