鳳来寺の石段を登りながら考えた!

9月の連休中、ふと何か良く分からない衝動に駆られて久しぶりに新城の鳳来寺山に行ってきました。

ここは、真冬でも大汗吹き出しへろへろになる石段の上り下りがメインの登山で、何もあんた、こんな時期でなくても?と言う一抹の不安も抱えつつ・・・

家を出たのはまだ真っ暗な午前4時過ぎ、途中コンビニで食料調達して参道入り口の駐車場に着いたのは5時15分頃。誰もいないと思っていたのですが、既に2台の車が。

余談ですが、薄明(トワイライト)とか、暁とか言うんですか?まだ完全に明るくなっていないこの時間帯が、昔から非常に好きですね。良くは分からないんですが、改めて再認識しました(笑)。空気も少しひんやりする感じで、外に出た途端、身震いして小便したくなる感覚もまたよろし。車の温度計(外気温)は17°Cに。

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大急ぎで荷物をチェックし、5:30頃スタート。

参詣道(と言うのか?)の民家の佇まいや、あちこちに点在する石碑やモニュメント?を眺めながら気分良くスタート・・・のはずが、300m程歩いたところで、オーマイ!なんてこった、サンダル(踵付きのタイプ)履きのままやった!

とんだ馬鹿野郎でした。急ぎ車に戻って登山靴に履き替え、紐締めももどかしく、ふと見るとシートの上にはスマホが「あたいも置いてくの?」と笑っていました。

‥‥‥(-_-;)

さっき見て来た風景を再度眺めながら、登山道(石段)入り口に着いたのは6時過ぎ。

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程なく立派な仁王門に迎えられ、シンボルの笠杉に着くころにはある程度想定していたとはいえ、急激に息が上がって大粒の汗が噴き出す状況に。

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「・・・でしょうね。」等と呟きながら、御神木の陰ですぐさま半袖シャツと短パンに着替え、その後はひたすら黙々と石段との闘いですわ。1400段くらいあったのかな?

やや湿気を帯びた薄暗い森の中は鳥の鳴き声以外はほぼ無音に近く、自身のゼエゼエ、ハアハア、時々ゲホゲホッ!・・・等と言う呼吸音だけがやけに響き渡ります。

閑かな森の中を無心で歩くと言うシチュエーションも昔から非常に好きですな。何故か良く分かりませんが(笑)。ただ、体は想定以上に鈍っているのを感じましたな。

 

この参道の怖い所は、登りの後半から終盤にかけて傾斜がきつくなる事と、足元が滑りやすく、石段の奥行きも狭いので微妙な凸凹も相まって、疲れた体に追い打ちをかけて精神も削られていきます。

終始薄暗い森の中、石段も曲がりくねって先(ゴール)が見えない不安感からか?

途中で具合が悪くなったり、心が折れて引き返す人も多いというのも頷けます。

正に修行の山!

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途中二度程立ち止まって大汗拭いつつ水分補給して、ともすると俺はいったい何やってるんだ?という疑問を振り払いつつ、鳳来寺本堂の向かいにある休憩所?まで一気に登り、傾向と対策を考える事に。

 

酸欠状態で忘れそうになっていましたが、本日の目的は、

①トレーニングも兼ねて、現在の体力及び身体状況のチェック。

② パワースポットと言われる鷹打場?で入院中の家族の早期退院を祈願する。

鳳来寺山頂から続く瑠璃山~棚山高原~宇連山へのルートの下見。

 

膝に手をついて喘ぎながら、地図の裏に書いていたメモを眺めて、・・・まあ今日は③は無いな等と、弱々しく呟いておりました。

 

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鳳来寺本堂に着いたのは7時ちょい過ぎくらいだったか?

長くなりそうなので続きはまた次回に。