今年もサンマは期待薄・・・なのか?

今週のお題「苦手だったもの」

数日前、朝のニュースでサンマの初水揚げの映像が!

例年ならお盆も過ぎてそこはかとなく秋の気配もちらほらなんて時期になっとるわけですが、この所の猛暑続きもあってか、

「えっ、もうそんな時期なん?」

と、何だかピンと来ませんでしたな(笑)。

根室の花咲漁港だったか?

リポーターが「キロ当たり13万円以上の値が付いた!」

何て興奮気味に甲高い声で言うてましたが、1匹1万7000円ですよ奥さん。

本来であれば「じぇじぇじぇ~!」なんて腰も抜かすほど大袈裟に驚くべき所でしょうが、ここ数年のジリ貧漁獲量に、ある程度想定された状況でもあり諦めの気持ちと言うか心の準備も出来てますけん。

その後札幌の中央卸売市場で23,000円(1匹)まで高騰したようですが、もう1匹1万円だろうが10万円だろうが、今のオジサンには大した驚きは無いですけんね(笑)。

 

脂滴る熱々の身に醤油垂らして、たっぷりの大根おろしと冷えたビール・・・

子供の頃はちょっと苦手だったほろ苦さも、庭先で煙に咽せながら婆さんが七輪でサンマを焼いている光景も皆、記憶の中の風物詩になりつつあるのか・・・

感傷に浸っていると、何だか空の雲までサンマの様に見えてきたがな(笑)。

・・・・・・

肝心の今後の見通しについて、

NHK耳より!暮らし解説という番組で、水産研究・教育機構がこの6~7月に行った調査を基に、最悪だった去年と同じ「低水準」に止まると予想してました。

・・・でしょうな。(-_-;)

分布量だけ見ると去年の117万トンから更に94万トンに減少で主な原因として、

①日本近海に親潮が流れず、サンマも沖合いに流出(拡散)。

      ↓

②沖合いの餌が少なく成長の妨げや稚魚の減少に。

③国内外での無秩序無計画な乱獲競争?も・・・

店頭に並んだサンマの映像も見ましたが、ひょろっと痩せてお世辞にも超高級魚としての貫禄や威光は感じられず、寂寥感にあたしゃもう泣けてきましたよ。

更に、カツオの漁獲も黄色信号でスルメイカなんか去年の水揚げ(29700t)は最盛期の15分の1まで激減しとるでな。

てか、これってオジサンの好物ばかりやないか!(怒)

 

逆に以前枯渇が危惧されたマイワシは増加傾向で、その他ブリや太刀魚にフグなど生息域を広げている魚種もあるそうで、

関連はよく分からんが、身近な堤防やサーフのルアー釣りもスズキやヒラメ、マゴチから青物類(ブリ、カンパチ、サワラ)の若魚が主体になりつつあるでなあ。

番組内でも、消費者の立場でこれら供給が安定している魚種を賢くチョイスしつつ臥薪嘗胆!捲土重来を期すべし!と言った意味合いの事を解説委員が言うてましたな。
ブリ(ハマチ)と言えば・・・

この前、この頃流行り?のカルパッチョ風に自己流アレンジした刺身は、

オリーブオイルベースにさっぱりレモン風味と各種スパイス類で引き締めた食味が何とも新鮮で目から鱗!ワインとの相性も良く新たな楽しみ方を知りましたよ。

後は、番組内で周辺国との協調で計画的な漁獲調整は必須!との解説委員の指摘もあったが、今の日本の弱腰政権では・・・

汚染水の問題なんかも複雑に絡んでまあ期待出来んわな。

増税眼鏡と言うワードがトレンド入りで話題になる様では・・・ (-_-;)

 

今は無き(笑)と言うのか?高嶺の花となった秋刀魚ちゃんを偲びつつ・・・焼きたての丸々肥えたマイワシの一夜干しに冷え冷えビール!

も悪くないかななんて、しかしなあ・・・

何だか昔の彼女が忘れられずに、未練がましくうじうじしている様であれなんですが・・・

やっぱ何かちゃうねん(笑)。

 

   残った頭も骨も全部オデが美味しく

     頂くつもりやったのに・・・