懐かしの袋入りかき氷との再会!

今週のお題「ベストアイス2023」

アイスと言えば・・・

この前何気なくコンビニの冷凍ショーケースを眺めていたら、懐かしの袋入りのかき氷を見つけて思わず衝動買いしてしまいましたよ。

と言っても、あんたら袋入りかき氷なんて知らんやろ?

30年ぶりの再会にうち震えとったが、これって一部の地域限定品だったらしいですな。

 

学生の頃は様々なバイトを経験しましたが、近所のおっちゃんに懇願されて(笑)、アイス類を小売店に配送するバイトもやってました。

丁度今時分の夏休みの頃で、時給は・・・400~500円だったか?

当時はオーディオコンポが欲しくて、貯金が増えていくのを励みにせっせと働いたものでしたよ。

ただ、このバイトが恐ろしく激務で・・・

エアコン完備の冷凍設備車なんてとんでもない(笑)、簡易保冷コンテナを積んだ軽トラックに、段ボール箱入りの冷え冷えのアイスを八分目程積み込んだら、その上に新聞紙にくるんだドライアイスの塊りを幾つか乗せ、更に毛布を被せたら・・・

「じゃあ頑張って来てね!」

と拍手で送り出される訳ですな(笑)。

初めの内は配送助手として運転手と二人一組でしたが、

売店に着いたらショーケースの空き具合を確認し、

①必要数を取り出し、段ボール箱詰のアイスをショーケースに綺麗に並べていく。

②納品書(請求書)に商品名と納入数を記載、金額を計算して・・・

③店主に確認してもらい、納品分の金額を頂く。

④段ボールの空き箱やゴミ類をきれいに片付けて終了。

配送車に戻ると、水筒の麦茶で水分補給しつつ壊れたエアコンの送風MAX、ドアの窓ガラスも全開で熱風を受けながら噴き出す汗を乾かし、次の店舗に向かい①から繰り返し。

盛期には4~5店ほど廻るとコンテナが空っぽになって、再び冷凍倉庫に戻り積み込み作業に。箱詰の冷凍アイスってずっしり重くて、保冷の為にコンテナの取り出し口のドアも小さめで、荷物の出し入れには難儀してましたな。

最低賃金も1000円を超えようかと言う?令和の現代は、労働条件なんかも随分改善されているのでしょうな。

配送を終えバイト先に戻って冷凍倉庫の補充作業も一段落した所で、おっちゃんが申し訳なさそうに苦笑しながらカチンカチンに冷えたこの袋かき氷をバイト学生によく配ってました。

額や首の後ろを冷やしたりしながら皆で近くの浜辺に向かい、岸壁沿いの木陰にへたり込んで沈みゆく夕日をぼーっと眺めては、この袋かき氷の溶けた汁を力なくチュウチュウ吸っていたものです。

 

コンビニでたまたま見かけたこのかき氷・・・

仕事終わりの変わりゆく夕焼け空のグラデーションや、いかにも体に悪そうな(笑)ケミカルな感じ?の蛍光ピンクの色合いや、凄まじい程の蝉時雨に鼓膜がキーン!となる感覚も・・・

当時の様々な記憶が時空を超えて一気に甦ってきて、ああ~懐かしかね

稼いだバイト代で○○を買うんだとか、

○○店の店番の娘が可愛いとか、

有事立法断固反対とか?

生きていく(金を稼ぐ)事って、思ってたより大変だなあ~。

なんて事を皆でぼそぼそ語っておりましたよ。

 

それはそうと奥さん!

天気や気温で売れ筋の商品が変わるって事知ってました?

気温が高くなるほど乳脂肪分が多いアイス類よりも、サッパリしたかき氷の売り上げが伸びるなんて事などを体験的に教わりましたが・・・

記録的な猛暑が続く令和のこの夏なんかは、かき氷主体のラインナップになっているのか? はたまた、ニューウエーブの台頭なんて事も?

今度買い物のついでにスーパーの冷凍ショーケースの中身でもじっくり観察して見ますかな?

 

  バニラアイスに醤油を一滴垂らすと、

    風味倍増って・・・ えっ知らんのか?