今週のお題「好きなお茶」
あれこれ考えていたら、ふと子供の頃の農作業(の手伝い)の時の甘~いお茶を思い出しました。
お茶といえば、今でこそコンビニなんか行くと、ショーケース?のお茶や珈琲の種類の多さに圧倒されますが、これらペットボトルのお茶が広く世に出回りだしたのは40年程前だったか?
当初はお茶や水(ペットボトル)を買うという感覚がなく、何かすごい違和感を感じてましたな。
大体、1リットルのお茶や水の値段がガソリンより高い!という事実も理解に苦しんだものです。こんな物が売れるのかよ?と難癖つけたりね。
いやはや現在のこのお茶市場の隆盛というのか?種類の多さを見るにつけ・・・あれこれケチ付けちゃって済まん済まん。
ついでに前置きも長くなって済まん済まん(笑)。
子供の頃の記憶の中のお茶の話でしたな。
炎天下の農作業は大変でしたが、親戚やご近所さんも一堂に会しての稲刈りなんかは何となく気持ちがソワソワするような高揚感もありましたな。
作業が一段落すると・・・
畦道の木陰なんかに大ぶりのブルーシートが敷かれ、中央に各々持ち寄った料理がオードブル形式(というのか?)でいそいそと並べられ、皆で車座になって賑やかに食べるのが恒例でした。
重箱の蓋を開けると海苔結びがぎっしり、別の容器には惣菜や各種漬物類、頃合いを見て良く冷えた西瓜なんかが拍手喝采を浴びながら恭しく運ばれて来たり・・・
塩の効いた握り飯とタクアンを交互に食べては齧るというスタイルも好きでしたな。
大人達は皆お茶に黒砂糖を一かけら溶かして飲んでいて、これが疲労回復に良いんだ!と口々に教えられたものです。
黒糖入れすぎてドロドロのお茶を啜っては隣に座っている爺さんの真似して「はあ~」と気の抜けたため息ついてみたり・・・
NHKだったか?何かの番組でも紹介されてましたが、黒糖類は糖分の他ミネラル類も豊富で、お茶との組み合わせも激しい運動時の栄養補給と疲労回復に最適だそうですな。因みに西瓜の栄養成分も夏バテ予防に最良の薬との事。
先祖代々受け継がれてきた伝統伝承の知恵にはあらためて驚かされますな。
世界各国の様々なお茶が簡単に味わえる令和の時代。
チャイにウバ、キーモン、青茶や白茶に黄茶、ルイボス、アッサム・・・以前、奥三河の売店では杉の葉茶なるものも確認。花粉症に効くとの触れ込みでしたが??
さて、最近は粉末状の緑茶なんかも手軽でよく飲んでいます。
他にも微糖のダージリン紅茶などほのかな甘みの余韻を残しつつ後味スッキリで、何となく当時の黒糖茶の味の記憶に近い感じが良いですな。
ほろ酔い気分で味の記憶!なんてちょっと気恥しいですが・・・でへへへっ。
それはさておき、夏バテ熱中症対策に気軽に飲めるボトルの黒糖茶なんて何所かのメーカーで出してくれませんかね。
或いはもう既にあるのか? 何しろ今は令和の時代ですけんね。
伊藤園さん辺りが出してくれたら、思わず泣きながら箱買いに走ると思いますな。
お~い 黒糖茶とか(笑)どうでしょう?
黒黒糖茶とか生黒糖茶に偽右衛門・・・ってもういいか。
あんたら緑茶に砂糖を入れるとお茶の色が消えるのを知っとるか?