温泉ついでの日和見ドライブの続きです。
農協の産直店で格安フルーツ類を買い漁り(笑)、助手席で満足げに鼻の穴膨らませつつほくそ笑む妻に、妙な貫禄?も感じつつ・・・ 次の目的地へ。
愛知県新城市の国道151号線を北東方向に車を走らせ、新東名高速道路の長篠設楽原サービスエリアに向かっております。
暴力的な雨風の状況でもクーラーの効いた車内はカラッと快適で、
ほのかに秋の味覚の甘い芳香も漂っていて・・・
何だか眠たくなってくるような(笑)。
ここで男は考えた。
・・・しかしまた何で妻はこんな寂しい所に行きたがるのか?
さては、こいつ・・・ 俺を殺す気では?
風雲急を告げる展開が待っているのか?
雨にうなだれる稲穂の波を横目に車を飛ばし、
あれっ、この道で良かったのか?
不安になりかけた頃に案内看板が見えてきてやれやれ(笑)。
幾つかの案内表示を頼りに新東名高速長篠設楽原サービスエリア(下り線)到着。
店舗施設の裏側に裏口組?の駐車場があって、先客(車)は6台程。
到着のタイミングでまあ何という事でしょう!
雨が降り止んで、所々青空も見え隠れするではないか。
運転中は分かり難かったのですが、結構な高台になっていて外に出ると空気感も何となく高原風(笑)に・・・
麓の眺めも気持ち良くて思わず写真をパチリ!
この辺りは合戦の地だけあって、
他のサービスエリアとは趣を異にする戦国時代や武将を前面に押し出した土産物を取り揃えていて、
要所要所に火縄銃やら
鎧兜の展示があったり、
食堂の仕切り板が馬防柵だったり(笑)・・・
眺めるだけでも楽しいテーマパーク風の設えに。
外に出ると散策出来る公園風に整備され、一部紅葉も始まっているか?
緩やかな坂を上っていくと、幟が賑やかにはためいていて
小高い丘の途中に信長の決戦本陣跡の看板が!
えっ? という事は・・・
ここが、あの噂に聞きし茶臼山なのか!
文献資料によると、
天正3年5月14日熱田神宮(名古屋市)で戦勝祈願した信長は、
翌15日には岡崎城に入り、鳥居強右衛門の援軍要請を受け5月18日設楽原に着陣。
その後すぐさま茶臼山に本陣を構え・・・
何とも驚くべきバイタリティーですな。
対武田軍に岐阜城から持参した柵木と縄で馬防柵を設置、土塁も積んで準備を・・・
って、俄かには信じられない結構な重量重労働ですが?
当時の岐阜県から?人力で??
スマホで歴史も復習して、
斜面伝いに階段を登り詰めると小さいお堂があって、すぐ横には石碑も立っています。
ここから麓の戦況を俯瞰し、指揮をとっていたのか・・・
古のスーパースターと同じ地に立って、同じ(様な)風景を眺めている?
と思うと、何か不思議な感覚にでもなるかと思いましたが、
まあ・・・ぶるっと身震いして小便がしたくなっただけでした(笑)。
この辺りはメインの通りを外れると車も少なく、静かで気持ちのいい景色が広がる中で名所旧跡が散在していて、本陣跡から遠くの山並みやら麓の集落を見下ろし眺めながら・・・
ぼんやりと極個人的な楽しみをあれこれ画策しておりました(笑)。
涼しくなったら自転車で名所旧跡巡りなんてのも楽しそうですな。
館内で土産物を眺めていると・・・
何だかやたらと木刀振り回してみたくなったり、六波羅探題と刺繍されたタオルが無性に欲しくなったり(笑)、困ったなこりゃ。
妻も戦国武将のデザイン湯呑が気になる様で(笑)。
時刻は15時ちょい過ぎ。
小雨模様で雷鳴も聞こえる中、サービスセンターで買った抹茶ソフト(アイス)を一舐め、気合を入れて・・・
「いざ、待っとれよ東栄温泉!」
「御意!」
って長くなったので続きはまた、済まん済まん。
オデも検非違使のタオルが欲しい・・・ 買うて?